概要
直流・交流電動機に対し、それぞれサイリスタレオナード・インバータなどのドライブ装置で組み合わされる構成に対し、お客様のニーズに合った更新方法を提案します。
電動機種類 |
パターン
|
更新範囲
|
概要・特徴
|
電動機
種類
|
ドライブ
装置
|
直流電動機
|
DC-1
(DCドライブ更新)
|
流用
|
更新
|
①直流電動機の延命化可否がポイント
②ドライブ装置は、当社製品適用
③設備停止は、短時間
④保全性は改善されず(電動機点検必要)
|
DC-2
(AC化)
|
交流化更新
|
更新
|
①更新後の電動機サイズ(枠番)が重要(既存ベース流用)
②ドライブ装置に汎用品を導入可能
③設備停止は、長時間となる(既存ベースも更新の場合)
④保全性は改善(電動機点検不要)
|
交流電動機
|
AC-1
(レトロフィットインバータ)
|
流用
|
更新
|
①既設品(筺体、センサ、開閉器)の再利用
②ドライブ装置に汎用品を導入可能
③設備停止は、他と比較して最短時間
④実施対象限定(T社製)、他はその都度調査検討
|
AC-2
|
更新
|
更新 注1
|
①制御盤の一式更新(重電パターン)
②ドライブ装置に汎用品を導入可能
③設備停止は、他と比較して短時間
|
特長
ドライブ装置としては、当社開発の交流電動機用JPDrive®-INV、直流電動機用 JPDrive®-LEOはじめ、幅広い機種に対応します。
製造ラインの製品搬送用、設備位置決め用補機などの用途に対し、高精度な速度制御、トルク制御を可能にします。
当社では、ACドライブ装置の安価な更新方法として、電動機・センサなど使用可能な場合は、盤内のドライブユニットのみ更新する
レトロフィット方式の工法も提供できます。
概要
油圧サーボ弁を重電メーカ専用品から、汎用廉価なサーボ弁へ更新します。
更新にあたっては、変換プレートを差込む方法で簡易な工事により実現可能です。
また、シリンダの更新時は位置センサを追加可能で、内蔵型にすることにより圧延板厚精度の器量も可能です。
油圧源ユニットを含めた、サーボマニホールド、バルブスタンド等の新規設計・製作をご提供いたします。
また、油圧圧下制御装置と同時にコラボ更新することで、より高精度な板厚精度を実現可能です。
当社の単スタンド圧延制御システムは、当社独自のエンジニアリング技術により汎用機器を使用していながら従来システム同等以上の性能を発揮します。
よくあるご質問
Q1 汎用OPENなシーケンサに更新した場合の通信速度等はどうなりますか。
シーケンサの通信速度、スキャンタイム等に関しては、更新後はより高速となります。
Q2 油圧圧下装置更新後の圧延機の性能はどのように保証されますか。
お客様と合意した方法で装置を更新し、合意した条件で性能を保証します。
Q3 設備更新後、どのようなメンテナンス・点検が必要ですか。
機器更新後のメンテナンス・点検に関しては、現在お客様にて実施されている内容と同等で結構です。万が一問題発生時は、弊社の経験に基づき、圧延技術の専門家から適切な対応及びアドバイスをさせて頂きます。
概要
稼働後数十年を迎える受配電設備の更新加速など多種多様なニーズに対応する総合エンジニアリングを提供します。
昨今、老朽化が進行している受配電設備の更新ニーズが高まる中、当社は十数年前から製鉄所を中心に各業種の工場受配電設備の更新工事を手掛けており、電気設備の撤去から据付、配線工事、基礎工事、監視・制御システムの構築など受配電設備工事においてあらゆる専門知識を兼ね備えた総合エンジニアリングを提供してきました。
更新計画ではお客様のニーズを的確に把握し、状況に応じた様々な更新方法を提案し、数々の施工実績を重ねております。
例えば、停電時間を最小限に抑えた新旧切替工法や、コストミニマムを意識したキュービクル内の老朽機器のみを交換するレトロフィット更新方法、狭隘な場所での新旧機器の搬出入方法など、様々な状況に適した更新方法を提案、実施することが可能です。
実績
- 屋外露出型受電所をキュービクルタイプに更新(22kV)
- 屋内露出型配電設備をキュービクルタイプに更新(3.3kV)
[代表的な施工事例]
- A社 154kV受電所更新 154kV・66kVGIS,154/66kV 20MVA変圧器,66/6.6kV 20MVA変圧器,保護継電器更新
- B社 154kV遮断器,監視盤更新 154kVGCB,特高監視盤更新
- C社 66kV受電遮断器,監視盤更新 66kVGIS,3.3kV配電盤,監視盤
- D社 110kV変圧器更新 110/3.3kV 18MVA変圧器更新
- E社 77kV受電遮断器更新 変圧器更新 110/3.3kV 18MVA変圧器更新
概要
温室効果ガス排出削減への取組み加速による再生可能エネルギー発電の需要増など多種多様なニーズに対応する特別高圧・高圧受配電のエンジニアリングを行います。
太陽光、風力などによる再生可能エネルギー発電所と電力会社を繋ぐために必要な設備として系統連系変電設備があります。当社はこれまで全国各地に数多くの太陽光発電所を建設し、電力会社と接続するための系統連系システム設計技術を確立しました。これまでに当社が建設した太陽光発電設備の総発電容量は約300MWに達しています。
また、受配電機器は国内メーカーの他、海外メーカーも積極的に採用し、世界基準レベルで、より安全で安定した電気を扱える系統連系変電設備の設計技術を基に調達・建設も含めたEPC(Engineering Procurement Construction)事業*1)を展開しています。
*1)当社で実施するEPC事業
・受配電設備の機器設計、鉄塔・引留鉄構の設計、基礎・造成など土建関係の設計
・工事計画届出書の作成、変電設備の建設工事から使用前自主検査など各種試験
[代表的な施工事例]
- 岩手県 154kV_10MVA連系変電設備建設
- 奈良県 77kV_29.4MVA連系変電設備建設
- 長野県 66kV_38MVA連系変電設備建設
- 福岡県 66kV_6MVA連系変電設備建設 など
今後、洋上風力に代表される大容量発電設備の建設が数多く計画され、超高圧系統連系変電設備の需要増が見込まれる中、当社においても超高圧系統に向けた技術開発を推進しています。
再生可能エネルギー発電設備やプラント受配電設備において、お客様のニーズに応じて、より付加価値の高い設備・技術をお客様に提供致します。
概要
独立した制御装置からネットワークで構成された制御装置群に対し、お客様のニーズに合った更新方法(一式更新/部分更新)を
提案します。以下がプロセスラインのPLC・ドライブ装置更新の例です。
特長
導入システムは、既存機種によらず、汎用機器を適用することにより廉価で操作性・保守性に優れた構成案を提供します。
また、制御装置の設計においては取り扱う現場機器・製造プロセスに対応した総合的なエンジニアリングを提供します。
将来の拡張性として、制御装置が取り扱う大量のデータを利用したDX(Digital Transformation)技術の活用による製造現場の見える化、現場装置の故障診断への応用が可能となります。
施工に際しては、更新前システムのデータを利用して更新後ソフトのオフライン機能試験を充実させることにより現地工事前に品質を向上させ、装置更新工事にともなうお客様製造工場の停止時間を最小化する工法を適用することが可能です。