架構構造物応力解析技術(STAAD.Pro)

概要

プラント機器や配管等を支える架構構造物の健全性の評価を行います。設備運転時に発生する構造物への外力を入力とし、架構構造物に発生する応力、支持反力、変位などを出力します。また高圧ガス保安法で要求される耐震性能評価なども対応しております。

[静的荷重による解析]

ベントレー・システムズ社製のSTAAD.Proでは、架構構造物が支持する機器や配管などの荷重や地震、風などの外力により発生する変位、力に対する構造物の強度を検証します。解析により構造物の支持反力など、構造物の基礎の設計に必要な荷重も出力することが可能です。また鋼構造設計規準の他、多くの海外設計規準(米国AISC、欧州Euro Code、BS等)にも対応しております。鋼材についても日本のJIS規格鋼材以外にも、設計規準同様、多くの海外規準も対応可能で、関連した設計ツールにより、複雑な断面なども定義が可能です。

解析の様子

[高圧ガス保安法]

高圧ガス保安法にて要求される耐震性能評価について、レベルⅠ修正震度法、レベルⅡ修正震度法による静解析が対応可能です。(積載する配管系も含む)既設構造物の図面を紛失しているなど、既存設備の状態が不明な場合は、現地調査から対応致します。

軸組解析ソフトAutoPIPEと連携した解析]

ベントレー・システムズ社製のSTAAD.Proは、同社製の配管応力解析ソフトAutoPIPEと連携させることで、配管モデルと架構モデルを連携させることができます。配管支持荷重をインポートできることで、複雑な支持構造物の解析も効率化され、またAutoPIPEにも構造モデルをエクスポートして連成析す解析することで、より現実に近い条件下での解析が可能です。

架構構造物と配管の連成解析

※ 「STAAD.Pro」「AutoPIPE」はベントレー・システムズ社の商標、登録商標です。