配管の熱応力解析技術(AutoPIPE)

概要

プラントの動脈ともいえる配管系の健全性の評価を行います。配管の運転時に発生する熱や内圧、自重、地震といった外力による配管応力解析を、ベントレー・システムズ社製のAutoPIPEにて実施します。外力による配管の変位やサポートや支持構造物にかかる反力など、配管の付帯設備設計のための荷重も出力します。
また高圧ガス保安法にて要求される耐震性能評価なども対応しております。

[熱応力解析]

配管の熱膨張(高温・低温)により発生する変位・力に対する配管の強度を検証します。また配管を支持する サポートにかかる荷重、接続する機器への荷重などから、配管に付帯する設備の健全性も検証することができます。また地震や風、積雪といった荷重を任意で組み合わせて検証することもできます。

配管熱応力解析
[高圧ガス保安法]

高圧ガス保安法にて要求される耐震性能評価について、レベルⅠ修正震度法、レベルⅡ修正震度法による静解析が対応可能です。既設構造物の図面を紛失しているなど、既存設備の状態が不明な場合は、現地調査から対応致します。レベルⅠ・Ⅱともに架構構造物の解析(STAAD.Pro)による修正震度法解析も対応が可能です。

軸組解析ソフトSTAAD.Proと連携した解析]

ベントレー・システムズ社製のAutoPIPEは、同社製の軸組解析ソフトSTAAD.Proと連携させることで、配管モデルと架構モデルを連携させることができます。配管と支持構造物の連成解析により、より現実に近い条件下での解析が可能です。

架構構造物との連成解析

※ 「STAAD.Pro」「AutoPIPE」はベントレー・システムズ社の商標、登録商標です。