調達

小林 瑞穂

2009年入社
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調達とは

例えば工事に必要な装置やケーブル、はたまた社員が使用するパソコンなど、お客様や当社で必要な物品、技術、装置を購入しています。エンジニアが仕事をするうえで必要となるものは資機材といった物だけではありません。工事現場で必要となる人手、つまり技術を提供してもらう契約を締結するのも調達部門で行います。多くの取引先の中から最終的に1社に決めて発注するには、価格だけでなく納期、技術力、レスポンスの早さといった要素を加味し、総合的に判断することが必要です。そして契約窓口として私たちが法令や社内ルールを遵守することはもちろん、発注先や社内に対してもそれらのルールを周知・徹底するのも私たちの役割になります。
さらに色々な商談会に顔を出し、より良い取引先を常に探しています。当社の調達ポリシーである、優れた取引先と良い関係を築き、永く取引を続けられるように、公平性、公正性を保つこと。また当社にとってのお客様へ、より良い品質のものを早く安く届けられるように、高い管理水準を実現すること。調達部ではこうした職務を遂行しています。

担当業務について

購買を進める中で、時に予算または納期が合わないことがありその対処は非常に苦労します。時に、案件受注のためにやむを得ず発注予算が少なくなることがあります。そうした場合、取引先とどのように調整するか、あるいは社内で更に協議を重ねるべきか。金銭的なトレードオフの関係を解消する方法は毎回同じではなく、社外はもちろん、社内でも部門間に利害関係がある中、より摩擦の少ない解決法を模索し、言葉を選びながら各方面の調整を図っています。また、納期遅れは当社への信頼に直結しますので、最短で、かつ最良の解決方法を広い視野をもって探すことが重要です。
営業が前線で活躍するのに比べると、調達は後方支援です。営業担当へ、見積に必要な情報(原価、納めるもののスペック)を届ける部署として、自分が査定(この製品はこの価格で買えるはずと推定)した価格で調達取引先も合意し、さらに営業が案件を受注した、と聞いた時の喜びは格別です。受注とは、お客様の発注検討先の中では、当社が技術、価格共に優勢であることを示すものだから。自身が査定した価格が、市場で通用する価格だったと証明されるわけであり、「役に立てた」と実感できる瞬間です。
この仕事は社内外で利害が対立する中で妥協点を見つける必要があるため、交渉力や知識、視野の広さ、複数の人との関わり合いが要求されます。関係者全員が納得できる結果が出た時は、自身の成長ややりがいを感じますし、勉強することは多いですが、好奇心旺盛な私の性格には向いている業務だと感じています。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    2009年4月 入社
    事業所の調達部門に配属され、その半年後に本社の調達部門に異動になりました。

  • TURNING
    POINT 1

    入社2年目
    ある事業所の約50名が在籍する部全員が必要とする物・技術の契約をすべて担当することになりました。今までは社内の部署間の利害対立は上司が調整していましたが、各部署や社外のバランスを見て対応することが必要になりました。

  • TURNING
    POINT 2

    入社6年目 営業部門へ異動
    事業部が変わる初めての異動。勤務先も変わり、業務内容がガラッと変わりました。ただ元々知らない所に行くことが好きだったこともあり、色々なお客様先に行くのにも抵抗はありませんでした。頂いた宿題(見積や商材の問合せ)に対応すべく、社内やメーカー等に確認する過程を経て、各事業部の体制や業務を詳しく学べた機会だったと思います。

  • TURNING
    POINT 3

    入社9年目 現在
    子供が生まれワーキングマザーになり、ワークライフバランスを考えるようになりました。現在は調達部員として、入社当初の経験はもちろんのこと、自身の営業活動や、各部署の部長も同席する会議で学んだ考え方、仕事の進め方を活かして日々邁進しています。今は中々難しいですが、子どもに手がかからなくなってきたら、資格試験の勉強に励みたいと考えています(目指すは子どもと机を並べての受験勉強!)。調達のプロに恥じない知識と経験を身につけていきたいですね。

オフショット 子どもが産まれる前は、プライベートを犠牲にしてでも質の良い仕事を!と考える人間でしたが、今は逆にワークライフバランスを意識して仕事をするようになりました。業務に優先順位をつけ、作業効率を上げることの重要性を再認識しています。そして家に帰ってからは効率とは程遠い育児の世界で、我が子に心身ともに鍛えられる毎日です。
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