クレーン設計(機械分野)

林 研太

2010年入社
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クレーン設計(機械分野)とは

一つとして同じモノはないクレーン。当社では、1952年に第一号を納品以来、現在までに小型のホイストクレーンから港湾のコンテナ荷役に使われる大型コンテナクレーン、工場内で使用する天井クレーンなど3600台以上ものクレーンを提供してきました。
その経験と技術により、様々な使用条件に合わせた最も使い勝手の良いクレーンを設計・製作さらには完成後のメンテナンスまで、一貫してお客様に納得していただけるまで対応して行きます。
自分が設計・製作したものに一貫して関わり続けられるのは、エンジニアにとって一つの魅力でもあるのかもしれません。お客様のニーズに合わせ、一台一台心を込めて設計されるオリジナルクレーンには愛着がわきます。

担当業務について

私は現在、播磨製作所で各種クレーン(天井クレーン、橋形クレーンなど)の設計を行なっています。具体的な業務としては、お客様と打合せを重ねての仕様決定、3DCADなどを用いての計画、FEM解析などを用いて強度計算を行なった後、製図出図、官庁検査対応、取扱説明書などの完成図書の作成までを行っています。
今回、JFEスチール殿向けの総重量約300tにもなる「厚板倉庫 天井クレーン」の更新を手掛け、機械設計の担当を任されました。本クレーンは最大重量36tの厚鋼板を出荷トレーラーに積み込むための設備です。
クレーン製作は「ものづくり」そのものです。製品は、設計者だけの考えで出来ているものではありません。お客様、製図者、製造者、その他関連部署の多くの方々の思想が含まれています。すべての思想を設計者が図面で具現化する、チームで製品を作り上げていく、これこそ「ものづくり」であり、やりがいを感じられる瞬間です。一台一台に多くの人の「想い」が込められています。 今後もクレーン事業に携わり、将来的には設計外の営業、製造、工事、品質保証などクレーンに関わる他の業務も経験し、視野を広げ、クレーン事業を引っ張っていける人材になりたいと考えています。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    2010年入社~現在まで
    クレーン技術部設計室にてクレーン設計を担当しています。

  • TURNING
    POINT 1

    入社2年目
    初めて主担当で任されたクレーンにて、大晦日にクレーンの上架部分の工事を行っていた担当者より問題発生の電話がありました。正月早々対応に追われ、なんとか無事完成させることができましたが、寸法ひとつひとつの大事さ、恐ろしさを知った出来事です。

オフショット 週に1回、フットサルをしてストレスを発散しています。頭だけでなく、身体を動かすことも大事だと最近知りました。身体も動かさないと頭も動いてくれません。
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