プラント設計(機械分野)

戸田 幸介

2012年入社
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プラント設計(機械分野)とは

「構想設計、基本設計、詳細設計」といった3段階の設計があることをご存知ですか?
機械装置を製作する上ではいずれの設計もキーであり、お客様の要望を検討書・計画書・計算書・図面の形で具体化し、実現の可能を探りながら設備設計を進めます。
当社では、製鉄所内の大型高炉やコークス炉、転炉といった巨大設備の設計は勿論、鉄鋼製品を製造するための圧延設備や各種配管や機械架構にいたるあらゆる機械設備の設計や、港湾荷役で活躍する大型クレーン、造船を支えるブラストマシン、インフラ整備に欠かせないシールドマシンなど、幅広い多種多様な機械設備の設計を行っています。
幅広くしかも深い知識や経験が必要とされる設計職では、様々な環境や条件に合わせ、お客様の用途に合わせて創造性を発揮しながら自分の発想を盛り込めるのが大きな魅力の一つ。自身が設計したものが何世代にもわたって残り、後世に図面が引き継がれていくというのは、モノづくりの醍醐味ではないでしょうか。

担当業務について

今回はじめて「福山5高炉1号熱風炉改修」の設計を担当しました。
熱風炉とは、高炉の下部にある羽口から1000~1300℃に加熱された熱風を高炉内に送風する大きな設備です。高炉1基に対し熱風炉は4基あり燃焼と送風を交互に切り替えながら操業します。今回の熱風炉は建設から約30年経過しており、4基中の1基を12~13ヶ月かけて撤去・更新する改修工事です。 基本設計を始める際に私は、施工方法などの知見がなくスタートから躓きましたが、過去の改修工事の図面や経験者とのこまめな打合せによって乗り切りました。それと同時に感じたのが、施工を見据えた設計の大切さです。設備の施工方法などこういう風にしたら・・・ということを考えることが非常に重要です。
また、設計の魅力は、自分の思いを図面にし、設計したものが実際に姿形を現し現場に据付けられていく時です。そして、100tを越える大きな設備がその計画に対し、実際に上手く据え付けられたときにはなおさら、やりがいと感動を覚えます。今後は、今までの経験と知識を活かし、新規設計や工法などの検討が出来る設計マンを目指して行きたいと思います。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    2012年4月(入社1年目)
    倉敷事業所へ配属され、主に製銑地区(製鉄所で、鉄を精製し半製品にするまでの工程を扱う地区)のプラント設計に携わりました。

  • TURNING
    POINT 1

    入社3年目
    福山での新規建設プロジェクトへ派遣され、設計した配管の据付工事を担当しました。現場の大変さを知り施工を見据えた設計の大切さを痛感できた経験です。

  • 現在の
    業務

    入社4年目
    福山事業所で熱風炉改修の設計に従事しています。ここでも9ヶ月ほど建設業務へ携わりました。その経験を活かし、設計と施工の両方の目線を持って業務にあたっています。

オフショット とにかく飲むのが好きです。
たまに遠出をし、ご当地料理に舌鼓を打ちながら飲む。
あとは楽しいことを企画すること。Ex.BBQ、花見(やっぱり飲み会)
ゴルフコンペにも参加します。
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