プラント電気工事

遠藤 悦和

1992年入社
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プラント電気工事とは

生産設備において電気というものは、ちょうど人体で言うところの神経にあたります。いくら頑丈な身体を、そして明晰な頭脳を持っていたとしても、脳からの指令を筋肉に伝える媒介がなければ、人は指一本動かすことができません。
プラント電気工事の担当者は、対象となる設備が有しているポテンシャルを適切に、余すところなく発揮できるよう、図面を引き、工程を管理し、たくさんの人間に指示を与えながら、ひとつの「身体」に神経を張り巡らせて行きます。
そういった意味でプラント電気工事は、一連のエンジニアリングにおける最後の仕上げ、命を吹き込む工程だともいえるでしょう。

担当業務について

担当した中で印象深いのは、産業廃棄物から可燃性ガスを回収するタイプの廃棄物処理施設の建設工事です。工事設計などの準備期間を除くと、建設作業に充てられる期間は5ヶ月とかなりの短納期。しかもその中には、私が担当する電気工事だけではなく、土木や機械など別分野の工事期間も含まれます。結果、それぞれの工事を平行させる工程となり、電気工事だけで述べ6,400名以上の方が入る大規模な現場を動かすには、常に細やかな調整が必要でした。
それ以外にもさまざまな苦労はありますが、それに対峙していくための私の心構えは①「責任感を持つ」②「『気合』と『勢い』」③「2S(整理・整頓)が基本」。真摯に仕事へ向き合っていけば、大変さの分、完工した時の達成感は非常に大きなものです。
また、業務を通して様々な人との出会いがあり、人脈・知識・視野が広がり、遠隔地に行けばその土地ごとの楽しさを味わえます。そういったやりがいが、明日への活力に繋がっています。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    1992年4月(入社1年目)
    倉敷事業所へ配属され、製銑地区(製鉄所で、鉄を精製し半製品にするまでの工程を扱う地区)の電気工事を担当することになりました。

  • TURNING
    POINT 1

    入社3年目
    千葉事業所で工場を新設する案件に従事することになりました。分からないことだらけでしたが、先輩方に支えられ何とかやり遂げました。

  • TURNING
    POINT 2

    入社4年目
    倉敷に新規発足した、製鉄所以外の案件を担当する部隊へ抜擢されました。製鉄プラント以外のプラント工事に対応するようになり、各地区を転々としてさまざまな経験をしました。

  • 現在の
    業務

    京浜への転勤を経て、再び倉敷でプラント工事の施工管理に従事しています。
    一所に留まらず業務の幅・視野を広げ、後輩の指導・育成を行っていくことが今後の目標です。

オフショット 仕事が忙しいと普段はなかなか家族との時間を持つことが難しいので、その分休日は一緒に過ごす時間(旅行、食事等)を大切にしています。
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