センサー設計

石井 元貴

2009年入社
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センサー設計とは

ある会社が客先からの信頼を勝ち得るには、何が必要でしょうか。
営業担当の人柄?
期限を守った納品?
不具合への誠実な対応?
様々なものが考えられますが、センサー装置はその中でも特に重要なものを担保します。
それは、お客様の提示した仕様を満たした製品を納めることです。
幅や長さ、厚み、温度、重さ、傷の有無――プラントに取り付けられたセンサー群は、生産ラインを流れる製品のあらゆる要素を絶え間なく計測しています。すべての製品には規格があり、高品質・高性能な製品ほど、その精度への要求も高くなります。それら、肉眼では到底判別できない検出を行うのがセンサー装置の役目。ひとたび基準値から外れたものを見逃せば、生産現場にとっては致命的な、不良品の出荷を許す事態にもなりえます。
目立たない、ともすると見落としてしまいそうなひとつの装置が、ときにお客様であるメーカー全体の信頼の鍵を握る。センサー設計の技術者は常にその責任を胸に、業務へ向き合っています。

担当業務について

私が携わる業務は、扱う装置のほとんどが、それまで世の中になかった装置を設計することであり、当社が扱う商材の中でも開発要素が特に高い分野です。
例えば一昨年は、建材製品の曲がり方を測定する計器を開発しました。客先の要求は、最長16mにもなる製品の湾曲度合いを、0.3mm以下の誤差で測定するという高度なもの。これを達成するには、計器の誤差を生み出す要因をひとつひとつ考慮し、それをカバーするような仕組みを考えなければなりません。勿論即座にアイデアが浮かぶわけではありませんが、様々な方法を考えては地道なシミュレーションを繰り返し、要望を上回る精度の装置を納入できました。
開発にあたっては協力会社を含めたチームが一丸となり、ハードウェアからソフトウェアまですべてを設計・製作します。壁にぶちあたることもありますが、それを乗り越えて自分のアイデアが装置として形になったときの感動が、業務のやりがいとなっています。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    2009年4月(入社1年目)
    新入社員研修後、計測関係の設計を行う部署に配属されました。当初はレーザー距離計やカメラを使った実験を行ない、基本知識を習得するところから始めました。

  • TURNING
    POINT 1

    入社3年目
    大型案件の主担当となりました。先輩上司に指導されながらではありますが、装置の詳細設計から試験までを行ない、問題なく装置を立ち上げ、自信を付けることができました。

  • TURNING
    POINT 2

    入社5年目
    装置の初期検討、見積り等を行なう立場になり、装置全体の責任をもつ意識がはっきりと芽生えてきました。装置製作チームの責任者として業務を行なうことで、成長することが出来ました。

オフショット 休日は、基本的に外出しています。最低月1回は旅行に行くのですが、それ以外でも1人で日帰り温泉にいったり、家族でショッピングモールに出かけたりしています。
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