受配電設備設計

坪倉 岳志

1999年入社
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受配電設備設計とは

工場の設備というと、巨大なプラントがものを次々と製造して行くさまを思い浮かべる方はかなり多いと思います。しかし、それら生産設備の「稼動を支える」ことを使命とするものに思いを馳せる方は少ないのではないでしょうか。
無数の電気製品の集まりである生産設備は、当然すべて電気を動力としています。しかし発電所からの供給電力はそのままでは電圧が高すぎて使用できません。それを適切な電圧に変換し、各設備へと供給する役割を果たしているのが受配電設備です。
電気はプラントを動かす上で不可欠のものですが、同時に扱いを誤ると一瞬でそれを破壊しうる存在ともなります。また、緻密な生産計画をこなす必要のある工場において、動力の安定的な確保は死活問題。受配電設備に関わるエンジニアは、まさに生産現場の生命線を手にしているといえます。

担当業務について

生産設備への電気の供給という役割柄、受配電設備を扱う案件においては必ず設備を停電させる必要があります。ただ、工場の規模が大きい場合は、生産への影響から全体を停電させることは難しく、必要最小限の設備を停電させ、ほかは稼動している状態で作業を行うことになります。こういった状況下ではミス一つが工場の全停電を招く可能性もあるため、設備の立上げに伴う緊張感は他と比しても高いものだと思います。
また、特別高圧・高圧設備ともなると設備も大きく、撤去・据付の方法、運搬方法の検討が重要になります。古い設備になると図面などの資料が充分に残っていない場合も多く、この検討を設備の寸法取りから始めることもあります。
このように特徴的な設備で苦労することも多いですが、その分、同じチームの仲間や他部署と試行錯誤を重ね、設備が無事立ち上がったときの達成感、充実感は非常に大きく、それがこの仕事の魅力だと思います。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    1999年4月(入社1年目)
    千葉へ配属され、制御系電気設備の設計を行いました。

  • TURNING
    POINT 1

    入社5年目
    本社通信事業部へ異動。千葉で一人前になったと思ったタイミングで異動になり、戸惑いました。

  • TURNING
    POINT 2

    入社11年目
    再び千葉に異動した2年後、新規発足した受配電設備を担当するチームへ抜擢されました。 これをきっかけに受配電の分野にも幅を広げることが出来、成長できたと思います。

  • 現在の
    業務

    千葉技術部内で受配電設備を扱うグループのリーダーとして、初めて部下を持つ立場となりました。 今後の課題は、そのマネジメントだと考えています。

オフショット 学生時代から趣味でテニスをしており、今も週末のストレス解消法となっています。
また、週末に家で愛犬とゆっくり過ごすのもリラックス方法のひとつです。
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