プラント設計(計装分野)

相原 朋幸

1994年入社
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プラント設計(計装分野)とは

ものづくりの現場では、時に「かたちのないもの」が大きな影響力を持ちます。 例えば、製鉄業において非常に重要なのが温度です。鉄鉱石から不純物を除き、鉄を取り出す最初の工程で必要なのは、1,000度を超える熱風。それを皮切りに、得られた鉄の成分調整をし、鋳固め、成形する全ての工程で、繊細な温度管理が必要です。
これが基準値から少しでも外れれば、そのずれは即座に品質へ影響します。何トンもの鉄が、製品になるか、それともスクラップになるか。温度という目に見えない、かたちのないものが、それを左右しうる要素となるのです。
DCS――分散制御システムは、そのような「かたちのないもの」たちの働きを可視化し、制御する仕組み。手掛けるエンジニアの技術の精度がそのままお客様の製品の品質に直結する、責任ある分野です。

担当業務について

入社2年目に、私は最初の大型案件を経験しました。設備内のコントローラを更新するという、私にとって初めてのDCS化案件。担当したのはグラフィック画面――制御の状態を可視化するための重要箇所です。
対象設備にはそれまで画面がなかったため、打ち合わせを重ねてイチから作り上げていくことが必要でした。お客様に提案をしては修正することを繰り返し、なんとか二十枚もの画面製作を終えた次には、一画面に何十とある操作機能や表示機能を、ひとつひとつ確実に検査していく。新人の身には非常に大変な作業でしたが、それだけに設備が稼動し、自分の関わった制御装置によってお客様の”製品”が出来上がったときの達成感は忘れられません。
エンジニアリング業務の魅力は、設計から納入までの各工程で、自分の思いを技術としてこめられること。あの案件で得た思いは今も変わらず、次へのモチベーションとなっています。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    1994年4月(入社1年目)
    当社の前身のひとつである、鋼管電設工業㈱へ入社。

  • TURNING
    POINT 1

    入社2年目
    初めて、建設工事に担当者として携わりました。重要なパートを任せられ、学生時代とはまったく違う緊張感の中で仕事をしたことで、責任の重さを痛感しました。この経験によって、仕事に取り組む意識が新入社員研修時期とはまったく違うものとなりました。

  • TURNING
    POINT 2

    入社7年目
    初めて主担当(一担当者ではなく案件を統括する立場)として案件を任されました。無事に完工したことは自信に繋がりましたし、責任者として、いろいろな人たちをマネージメントするという責務を経験したことで成長できました。

オフショット 学生時代から続けている趣味として、週1~2回程度サッカーをしています。週末リフレッシュすることで、週明けから気持ちよく仕事ができます。
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