プラント設計(制御分野)

森重 裕美子

2012年入社
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プラント設計(制御分野)とは

現代の工場で日々稼動する生産設備は、人の手ではとても為し得ないような仕事を、いとも簡単にやってのけます。鉄鋼プラントで言うなら、それは例えば何トンもの鉄を絶え間なく運搬し続けること、800℃もの温度に達した鉄板を圧し伸ばすこと、時速80kmでラインを疾走する薄い鉄板を、寸分の狂いなく決まった形に巻き取っていくこと。年間1億トンを超える日本の粗鋼生産量は、このようなはたらきによって達成されています。 しかしそのはたらきを支えるのは、人の手による技術です。
設備の動作は全て、一定の理論に基づいた指示があって初めて成り立つもの。どの部品を、どういう入力に基づいて、どのタイミングで、どれくらいの速度で、どういった動きで動かせば、求められる出力が得られるのか?これらを規定するプログラムを組み上げ、それを収めるハードウェアを設計し、プラントに「頭脳」を与えることこそ、PLCに関する技術者の役割です。

担当業務について

やりがいを感じるのは、なんといっても関わった設備が実際に稼動したときです。最近は集泥機という、製鉄の過程でできる副産物を集めるための設備の老朽化更新を経験しました。
担当箇所は、制御を行うための回路の更新。ハード回路からソフト回路へと更新するのですが、制御方法が異なっても、動作には当然同じものが求められます。今ある図面とハード回路が合っているかの調査から実施したのですが、図面には無く、工事資料も残っていないような回路があり、設備の中でどのような役割を持つものなのか、それとも他の設備の回路なのか、解明するまでが大変でした。
しかし苦労を重ねた分、設備が無事稼動したときにはものづくりの現場で生きていることを実感します。客先の要望を受けて、どうしたらより扱いやすく、質の高いものになるかと考えつつ設計を進めた制御装置や設備。それが実際に動き出すところを間近でみられるという点が、この業務の魅力です。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    2012年4月(入社1年目)
    当社の前身であるJFE電制㈱へ入社。研修後、先輩社員の下で副担当として小規模案件に携わりました。
    試運転時、私の担当した設計箇所でミスが多々見つかったことがありました。上司・先輩方のサポートにより無事設備は立ち上がりましたが、設計の難しさを実感しました。

  • TURNING
    POINT 1

    入社3年目
    客先やメーカーとの打合せを含め、案件を1人で任せてもらえるようになりました。
    慣れないことばかりで苦労しましたたが、任せてもらえるという自信がつきました。

  • 現在の
    業務

    引き続き、制御装置の設計を担当しています。今の目標は、PLC設備だけでなく、計装関連(DCS等)や高圧盤でもスペシャリストになること!

オフショット 社会人になって、初めてのことにチャレンジする機会が増え、今年は初めてのスカイダイビングに行って来ました。
旅行が好きで、旅先で美味しいご飯、お酒に出会えるのが楽しみです。
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