プラント機械建設工事

渡邉 実

2010年入社
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プラント機械建設工事とは

機械建設の工事を分類すると、大きく三種類に分けられます。新しい設備を設計図に基づいて一から作り上げる「建設工事」、老朽化した設備を最新の機械や部分的な改造を行って能力復元を図る「老朽更新工事」、故障した設備を元の能力に復旧させる「補修工事」の三つです。
建設室は、主に「建設工事」と「老朽更新工事」を担当しています。(「補修工事」はメンテナンス部門が担当します。)
設計部門がお客様の要求を満足するように設計を行い、建設室がその設計図に基づいて製作の手配をしたり製造技術室と一体になって機械装置を完成させ、それを製造装置として機能するように組立や設置工事を行います。建設の工事管理に精通することは勿論、設計図を読み解く能力、場合によっては設計部門に逆提案する能力も必要となります。
当初は図面だった設備が徐々に形となり、計画どおり完成した時の充実感は他に換えがたいものがあります。ものづくりに携わるエンジニアとして最高の喜びの一つかもしれません。

担当業務について

千葉建設センター建設室は、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区内の鉄鋼生産設備および千葉と北関東地域の各種プラント設備の建設を担当範囲としています。
今回、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区の「千葉6高炉水砕設備用排気筒設置工事」を担当することになりました。この装置は、高炉から溶銑と一緒に生成されるスラグという排出物を圧力水で急冷し、砂状にする設備で、出来た砂状の「水砕スラグ」はセメント原料や山砂の代わりとして販売されています。私は、この過程で発生する蒸気を大気放散させるためのFRP製の煙突を地上100mの位置で据え付ける工事を担当しました。高所での作業ですのでとりわけ安全確保に注意を払いました。
大規模な装置の据付工事は、その完成時には大きな感動を覚えます。今後、高炉改修等の大型工事の担当者として最前線に立てるよう、更に知識の習得と経験を積んでいきたいと思います。

キャリアパス

  • 入社後の
    業務

    2010年4月(入社1年目)
    京浜事業所のメンテナンス部に配属されました。

  • TURNING
    POINT 1

    入社5年目
    初めての異動で千葉事業所の建設室(現職)へ配属となりました。部署も地区も変わったため最初は苦労しましたが、成長する良い機会となりました。

  • TURNING
    POINT 2

    入社7年目
    初めて大型案件の主担当となりました。工事計画、現場管理・調整等に毎日追われていましたが周囲の協力もあり無事完工することができました。当時は大変でしたが、非常に良い経験であったと感じています。

オフショット 学生時代から、フットサルを趣味で続けていますが、今は育児に没頭しています。
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